イタリアのブティック・ペダル・ブランド、Cornerstone Music Gear(コーナーストーン・ミュージック・ギア)は、同ブランドを代表する2つのペダル“GLADIO SC”と“Antique”をひとつの筐体に詰め込んだ新製品“Imperium V2”を、2025年6月15日に販売開始した。

“GLADIO SC”は、スティーヴィー・レイ ・ヴォーンのサウンド再現を目指して開発されたペダルで、ロベン・フォードのダンブル・アンプ・サウンド、“Antique”はジョン・メイヤー・トリオ的なTS系サウンドにインスパイアされたペダルだった。

こうしたまったく異なる性質のサウンドを独立してコントロールし、ミックスすることで、パワフルでありながらダイナミック、クリーミーでありながら輪郭がはっきりし、フルでありながらダークではないといった、単体のペダルでは成し得ない音作りが可能となる。
GLADIOとAntique、切り替えや同時オンをシンプル操作で
Imperium V2のコントロール系は、左側がAntique、右側がGLADIOに分かれていて、2つのペダルの操作が直感的にわかるようになっている。
中央のトグル・スイッチ(スタッキング・スイッチ)でAntiqueとGLADIOの接続順序を変更でき、各ペダルはそれぞれのフット・スイッチで独立したオン/オフが可能。
どちらかのペダルがオンになっているとき、もう一方のペダルへの切り替えは、いずれかのスイッチを長押しするだけでOK。さらに、バイパス状態からいずれかのフットスイッチを長押しするだけで、両方のペダルを同時オンにできるのも便利だ。
その他、Imperium V2のコントロールについて以下にまとめておく。
Imperium V2のコントロール
- スタッキング・スイッチ (GLADIOとAntiqueの接続順を切り替え可能)
- Tone (Antique)
- Presence (Antique)
- Volume (Antique)
- Gain (Antique)
- Comp Switch (Antique)
- Tone (GLADIO)
- Clean (GLADIO)
- Volume (GLADIO)
- Gain (GLADIO)
- Comp Switch (GLADIO)
- Independent Top Jacks (各チャンネルを独立してルーティングすることも、GladioチャンネルのINとAntiqueチャンネルのOUTを使用することもできる)
「クリアでアンプ・ライクなトーン」と「クリーミーなオーバードライブ」のコンビネーション
Cornerstone Music Gearのエミリオ社長によれば、クリアでアンプ・ライクなトーンが出せるGLADIOと、クリーミーで中音域に厚みのある「肉厚」なオーバードライブであるAntiqueをスタックして使うことで、互いに補い合うように理想的なコンビネーションになるという。
エミリオ社長のコメントは、Guitar Shop Hoochie’sのYouTubeチャンネルの動画で確認できる。試奏サウンドとともにそのコンセプトを確認してほしい。
Cornerstone Music Gear
Imperium V2
【スペック】
●電源:9VDC(センター・マイナス)
●消費電流:100mA
●入力インピーダンス:510k
●出力インピーダンス:10k
●サイズ:4.7inch×3.7inch×1.66inch (119 x 94 x 42 mm)
【価格】
52,800円(税込)
【問い合わせ】
Quanta Internationalhttps://quanta-intl.jp/